小さなお子さんに対しても当院は、積極的に治療を行っています。
お子さんは元気そうだな~と見ていても、急に状態が変わることがよくあります。カラダがしっかり出来上がっていないで、様々なストレスなどに敏感に反応してしまうのです。
お子さんへの治療は小児はり用のローラー鍼や 接触鍼(せっしょくしん)と呼ばれる手法で治療します。
いずれもお肌をさするような治療法ですので痛みもなく、むしろ気持ちが良いと喜ばれたり、時にはそのまま寝入ってしまうお子さんもおられます。
個人差がありますが、治療当日から効果が表れることもあります。
治療例
『貨幣状湿疹を刺さない針で消失させる症例』
当院ではお子さんの不調にたいして東洋古典医学の考えに基づいて陰陽のバランスの乱れからくるものと考えています。
東洋古典医学の考えでは病は陰陽のバランスの乱れからくるものとしています。
そして全身を診て、体の陰陽のバランスを整えることが大前提にされています。
陰陽のバランスがとれている状態とは、五臓(肝、心、脾、肺、腎)の相互バランスが取れて、体の中の『気』・『血』・『水』という3つが滞りなく流れているということです。
陰陽のバランスの崩れに下の((1)~(3))が加わることで、姿勢の崩れにつながり、お子さんの不調の原因となるわけです。
1.内因(怒・喜・思・憂・恐・驚・悲etcの精神的動揺<ストレス>)
2.外因(風・暑・湿・燥・寒・熱の環境の変化)
3.不内外因(暴飲・暴食 過労・外傷・妊娠、出産、手術etcの(1)~(2)以外の原因)
バランスを『鍼』『灸』でとり、内側の五臓(肝、心、脾、肺、腎)を整え、『気』『血』『水』をよどみなく流して、内側と外側との調和をとることで病に対して局所だけの治療よりも効果が出てきます。
こうして五臓を整え『気』『血』『水』をながし陰陽のバランスを取ることで、自然治癒力が上がり治癒につながっていきます。
治療を続けていくことで 根本的な体質の強化につながり 崩れにくいカラダにしていきます。
※参考程度にご覧ください。症状がほかのタイプと重なったりすることもございます
状態や症状 | |
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肝タイプ | 夜泣き、イライラ、キイキイ叫ぶ、目の結膜が青い、眉間に静脈、チック症、喘息 |
脾タイプ | 食欲旺盛、異物を食べる、偏食、小食、腹痛、下痢、便秘、元気がない、発育が悪い、鼻出血、中耳炎 |
肺タイプ | 産毛が多い、発熱しやすい、咳をよくする、中耳炎、鼻炎がある、扁桃腺がはれやすい |
腎タイプ | 肥満、疲れやすい、夜尿症がある、怖がりである |
また東洋古典的な『鍼』『灸』に加えて当院で行う『オステオパシー』では、『骨』『筋肉』『神経』『内臓』の相互バランスを大切にしています。
神経の緊張は筋肉や内臓に伝わりますし骨の歪みは、内臓、筋肉、神経へと緊張を生みます。
緊張を解放することで、相互バランスが取れて痛みなどの不快な症状の改善へとつながります。
自らの体内環境が乱れることで外からの影響を受けやすくなり、姿勢が乱れ内臓の位置も崩れてくることもあります。これでは、その時は良くてもまたツラくなってきてしまいます。
これは大人だけでなく小さなお子さんでも同じです。
ですので、外側だけでなく内側をしっかり整える必要があります。
内側にも働きかけることで、より治療効果が出てくるのです。
当院ではこの『鍼』『灸』『オステオパシー』の三つの療法で多角的に診断し、外側だけでなく内にも働きかけることでツラサの根本から治療していくことで結果を出しています。『鍼』『灸』『オステオパシー』の三療法を持ってカラダのバランスが取れてくると心身のバランスも安定していきます。こうした治療を続けることで肉体的、神経的にバランスの取れた状態になりそれぞれの症状が改善していきます。
おひとりで悩むのではなく、まずはご相談ください。
子供の鍼(小児鍼:しょうにはり)について
※月に一度 小児はり治療会を開いております。
『セミナー、イベント情報』 にて開催日が決定次第 更新しております。
あき鍼灸院
℡ 075-231-7170
メールでもご予約うけたまわります。