目次
・妊娠すると体に様々な変化がでてきます。
・妊婦さんの腰痛に対する解剖学、機能学、オステオパシーからの考え
・腰痛への施術
・妊婦さんの腰痛に対する鍼、灸
・なぜ腰が痛むのか?(古典東洋医学の考え)
・まとめ
・終わりに |
妊娠すると体に様々な変化がでてきます。
その変化に伴った不調やつらさは妊婦さんからよく聞こえてきます。
☑肩こり
☑悪阻(つわり)
☑むくみ
☑座骨神経痛
など、妊娠するまで気にならなかったことや つらさがでてきます。
そして、つらさに対して 我慢してしまっている妊婦さんがいらっしゃるのも現状です
こうしつらさのの一つに
☑腰の痛み
があります
そしてこの病に対して、鍼、灸、オステオパシー はとても有効な治療法になります
妊婦さんの腰痛に対する
解剖学
機能学
オステオパシーからの考え
妊婦さんは、お腹の赤ちゃんが大きくなるに連れて姿勢や体の重心位置が妊娠前にくらべて変化していくことで腰痛が起こりやすくなります
お腹は前へ出るので、バランスをとるためにのけぞった状態になり 頭の位置が今までよりも後ろにきてしまいます
この状態は、常に背中と腰へ緊張を生んでしまいます。
そして上半身の負担と地面からの突き上げも加わることで、痛みが生まれるのです
ですので、まずは体を妊娠の変化に合わせなければなりません
この変化にあわせる治療をオステオパシーと鍼、灸で行っていくのです
腰痛への施術
具体的な一例では
オステオパシーでは、仙腸関節のずれや固さを調整して、腰回りの緊張から解放していきます。
また頸椎、胸椎、腰椎の固まった部位を緩和します。
首と背中を柔軟にして、腰だけにストレスがかからないようにしていきます
腰だけでカラダ支えず、カラダ全体で支えられるようにしていくのです。
鍼、灸ではその方の体の状態に合わせて方法をとります
肩、背中、腰へのツボをとることもしますが、それ以上に大切なのが
なぜその腰痛が起こっているかです。
東洋医学では肝、心、脾、肺、腎の五臓のバランスをとります。
なぜ腰が痛むのか?(古典東洋医学の考え)
古典東洋学では腰痛は内臓のバランスが崩れているから、筋肉や腱や関節に影響して起こるとしています。
内臓のアンバランスは個人個人で違います
「腎」のツボを使って楽になることもあれば、「脾」のツボを使って楽になることもあります。
一人一人に異なる原因があるため治療前の診断がとても大切になるのです
まとめ
妊娠期間はカラダが急激に変化します
伴って肩こりやつわり(悪阻)などの辛さが出てきます
腰痛もその一つです
お腹が大きくなって前方にでてくると、姿勢が変わってきて背中や腰が緊張しやすくなります。
日常生活のちょっとした動きも負担に感じやすくなります
オステオパシーでは腰の骨や仙腸関節など妊娠中に負担になりやすく、固まりやすい関節や筋肉や腱を緩めて腰の痛みに対応します
また
鍼、お灸は硬くて緊張して痛むところを緩めるのはもちろん、内臓の緊張や弱りを腰痛の原因の一つとして施術し内側からも腰痛に対応するものになります。
終わりに
鍼、灸、オステオパシーを併用することで、筋肉、骨、神経、内臓の緊張の緩和とバランスをとることができます。
つらさを我慢することのないマタニティーライフの一助になれればと考えています。
「あき鍼灸院」
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