腰痛治療には、電気やマッサージ、骨盤調整、姿勢調整など様々な手法がとられます
一口に腰痛といっても、一人一人の状態や場所、原因などが異なるために多角的に見る必要があります
そしてそれに比例して、治療法 アプローチの仕方も色々とあるわけです。
たくさんあるアプローチや考えの中の一つを今回書いていきます
腰は、体を支える要(かなめ)です
また体を動かす時にも大きな役割を持つところです
足の力を上半身に伝えますし 腕の力を下半身に伝えることもします。
また首の動きとも連動しています。
体が動くときに、重心位置が崩れない役割も持っています
こうした様々な役割が腰にあるわけですが、その中の一つに
呼吸とも関係があります。
呼吸は横隔膜と肺が主役ですが、胸回りや背中の筋肉も補助として働いています
腰の筋肉も補助として働いています。
ですので、腰痛が起こると呼吸も浅いものになってしまいます
腰の筋肉の一部は肋骨にも伸びていて、例えば 右の腰が痛くて緊張している場合、右の肋骨へ緊張が伝わり
その緊張が背中や横隔膜の動きの邪魔もしてしまいます
ですので、腰痛治療の一つとして、呼吸の動きと腰の動きを連動させて、腰の緊張と呼吸筋の緊張の両方を解放していく
治療をおこないます。
治療を行うことで痛みが取れるだけで無く 腰の呼吸を助ける力も強まりより深い呼吸が出来るようになるのです。