あき鍼灸院 ブログ

膝の痛みがお腹の手術と腰の緊張から起こっているケース

膝痛みの患者さんと

【患者さん】
『前回の治療から朝起きてからの膝の痛みがなくなりました』

『自分で足を曲げると膝が痛いです』
『膝の裏に腕を挟んで曲げると痛みが軽くなることを発見したんです』


【施術】
オステオパシー
腰のテンダーポイントに施術


【あき鍼灸院】
膝を曲げてみて
『今膝を曲げてみてどうですか?』
『左膝を曲げての痛みは無くなりました!』
『右は引っ掛かりを感じるけど痛みないです!』



【施術】
オステオパシー
腰のテンダーポイントに施術


【あき鍼灸院】
右膝を曲げてみて
『痛みどうですか?』


【患者さん】
『いや! 痛みがない!』


【施術】
鍼灸
下腹部に補法の打鍼(だしん)


【あき鍼灸院】
『どうですか?』


【患者さん】
『引っ掛かりも無くなりました』




【あき鍼灸院】
『腰が固まる原因としては姿勢の問題もあるけれども
その帝王切開でお腹を切っている所っていうのはやっぱり組織の癒着とかその正常な状態でもちょっと弱くなったりとか血流が悪くなって冷えやすくなったりとかするので

そのぶんが腰に負担をかけていますね

ずっと長年頑張ってきてて腰の緊張が強くなって
神経的にも緊張するようになって
その神経の緊張がずっと足の方や膝に影響しているので
膝が今こわばってしまってる

で、曲げたら痛いという状態かなと
もしかしてこの外反母趾もその腰や帝王切開で弱ったお腹と関係があるかもしれないです

その腰をかばうために膝が痛くなってる可能性はあります

だから腰周りとかそのお腹の緊張もちょっと変われば歩き方が変わって外反母趾の指の使い方が変わりますから
もうちょっと外反母趾もマシになるかもしれない

子供を産んでから調子崩すお母さん達って腰を痛めることが結構多いです』





【患者さん】
『思い返したら冬なんか特にこう陣痛じゃないけどなんかお腹が痛くなったりとかそれは今はなくなりましたけど やっぱり2~3年はやっぱり痛みがありましたね

腰にずっと痛みがありまして、お腹周りもやっぱりなんかこう引っ張られるような痛みがありました』 



【あき鍼灸院】
『やっぱり2~3年ずっと痛みが続くっていうのはそれだけ負担になってるって事でしょうからね』



【患者さん】
『ですね鈍い痛みがありましたね
あ、やっぱりお腹切ってるしかなーって』



【あき鍼灸院】
『こういうのはレントゲンで写らないんですよね

その膝とかレントゲン撮ったりとか腰レントゲン撮ったりするけれども神経の炎症とか緊張とかはレントゲンでも映らないし MRI でもわからないんですよ

何て言うのかな例えば膝の軟骨が減ったり 
ヘルニアで神経を挟み込んでるもんやったらわかりますけれども
そうじゃない原因 帝王切開してお腹が弱ってねその負担が腰に現れてね腰の緊張で腰が痛かったりとか足が痛いっていうのはレントゲンとかMRIとかからわかないですね

だからその足痛いんですって言って整形とかそういうとこに行って MRI とかレントゲン撮ってみ全然何も写ってないしまあとりあえず湿布しようかとかマッサージしようかと今運動して様子見てくださいっていうことがありますよね』




【患者さん】
『今までそんなに細かく診てもらったりすることもなくて
整骨整形外科でレントゲン撮ったら膝の軟骨がすり減ってるって骨粗鬆症のお薬と注射しました

注射は痛くって
でも膝の痛みが楽にならなくて』



【あき鍼灸院】
『この状態でずっとほったらかしにしてると膝だけでなく
本当に腰がめちゃくちゃ痛くなることもあるかもしれないそれ以外のこともあるかもしれないから 今体が動けてる間にメンテナンスをすることが大切です』






帝王切開に限らず手術やケガを起点としてカラダのバランスを崩してしまうことはよくあります


帝王切開ではお腹を切るので筋肉組織に癒着と緊張が起こってしまいます

お腹側が弱ると腰に負担がかかってきます


影響は腰の負担だけでなく神経や膝などにもかかってきます


ですのでお腹や腰からの影響で痛めている膝に対して
腰やお腹の緊張や癒着を改善していくことで膝の痛みに変化を与えることが可能になります


検査や患者さんとの会話の中で 症状を変えていくきっかけを見つけることは沢山あります


カラダやその変化、些細な会話に注意を払っておくことは非常に大切です


日本のオステオパシーや鍼灸はレントゲンやMRIや血液検査はできません

かわりに問診技術や皮膚のわずかな緊張や患者さん自身も気づかないようなカラダの変化を観察して捉える技術を体系化し施術にいかしているのです