あき鍼灸院 ブログ

四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)は脳と神経の再教育で/京都 鍼灸院


目次
  • 四十肩、五十肩とは
  • 四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)の一般的な考え方
  • 整形などでの基本的な治療
  • 脳と神経の再教育
  • 星状神経節で四十肩、五十肩を緩める
  • 左肩を動かすと痛む女性
診断
施術

 


四十肩、五十肩とは
  • つり革を持つ時に肩が痛む
  • 腰や背中にてを回す動きで肩が痛む
  • うずくような痛み鈍痛が肩に走る
  • 肩を動かすと痛むので、日常生活に支障がでる

そんな辛さがあるあなたは
四十肩、五十肩かもしれません


四十肩、五十肩とは俗称で 正確には
『肩関節周囲炎』といいます



四十代、五十代によくなりやすいですが、
二十代、三十代で悩まされることがあります






四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)の一般的な考え方
肩を挙げたり、回したり肩を動かすとき肩が痛む状態で、慢性化すると筋肉がこわばり神経を圧迫してジッとしていてもうずいて痛みひどいと夜も眠りづらくなる症状に悩まされます


肩周りの筋肉を日常的に使えているところと
あまり使えていないところがあり
その使う使わない差から筋肉の疲労がかたよってしまってでるするのが一般的見解です



パソコンやスマホ生活時間に比例して、肩を大きく回して使わなくなります
筋肉を大きくつかわないと柔軟性が失われ、固まりやすくなってしまいます







整形などでの基本的な治療
整形などの治療では、
  • シップ
  • 痛み止めを注射や薬として服用
  • 電気治療
  • マッサージ
  • 運動療法
  • 温める

などがあります






脳と神経の再教育
四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)は肩の筋肉が緊張しています
この筋肉の緊張は、脳と神経の慢性的な緊張で引き起こされているのです



肩を緩めたり温めたり動かすことは、もちろん効果的な方法です


ですが、肩に走る神経の緊張が緩まないとなかなか緩むことができません



ですので、脳と神経の緊張を緩めることが改善に向けて最短だと考えています



四十肩、五十肩で痛む肩周りは、首と背中の神経が関わっています



↑特に図のように首からの支配を大きく受けています


首の緊張が肩に走る神経を興奮させて、筋肉の緊張が慢性的になることで肩の痛みがでるようになります

ですので首の緊張を緩めることが必要になります




星状神経節で四十肩、五十肩を緩める
肩の緊張を緩めるために首の神経にアプローチします
正しくは『星状神経節:せいじょうしんけいせつ』が異常に発火している状態をおさめるのです

顔面神経麻痺のブロック注射にも使われます

この『星状神経節:せいじょうしんけいせつ』は首にあり交感神経が束になっているところです

交感神経は緊張を生む神経です

緊張は筋肉をこわばらせます

これが間違ったまま慢性的に働きすぎていると 首周りの筋肉が休めません


次第に首の緊張が肩に影響して四十肩、五十肩になるという図式です


首の筋肉にアプローチしたりや固まったりずれている関節を戻す手法もとりますが


まずは神経的な誤作動を正しくして、それから他の手法をとる方が改善が近くなると考えいます









左肩を動かすと痛む女性
女性40代
接客立ち仕事が多い
左肩を横にあげると痛い
左肩を下にして就寝する癖がある

診断
第5、6、7頚椎が左に変位している



施術
耳の星状神経節点にアプローチ

左肩を横に挙げる動作の痛みが軽くなる
頚椎の左変位も中心に戻る


胸椎の2番が左に変位

左変位をとる

肩の痛みが改善