あき鍼灸院 ブログ

ミキサーに指を巻き込んで縫った女性【手術の後の治療のすすめ】/ 京都 あき鍼灸院

目次
  • ケガや手術後のカラダは以前と同じではない
  • 手術後のカラダ
  • 手術後の治療のススメ
  • ミキサーに指を巻き込んで縫った女性
診察
施術
施術後

 
  • 接触鍼(せっしょくしん)について



ケガや手術後のカラダは以前と同じではない
ケガや手術をしたあと一見するとカラダは元に戻ったようにかんじますが そうではありません

少なくとも患部は緊張して固くなります
受けた衝撃が大きいほど固くなり、緊張が慢性化します


その状態では血流が悪くなり、新鮮な酸素や栄養が患部に届きにくくなりますし、老廃物の除去もスムーズにいきません


新陳代謝が悪くなっていると自律神経のバランスをとりくきなり様々な症状を生む温床になっていくいきます





手術後のカラダ
手術でも切って縫ったところは同様に良くない状態です
術後 何もせずにそのままだと患部は固くなり、そこからの慢性化した筋肉や神経の緊張がでます

緊張をかばって姿勢が崩れます

膝の痛みや腰の痛みなど第2、第3の症状が出てきます

そして年齢を重ねるほどに悪い影響がカラダに広がり悪循環になっていきます




手術後の治療のススメ
それが手術をしたあとでも、治療をすすめます

むしろ手術したからこそ、その後の事を考えると治療をしておくほうが良いです


骨折したあとに リハビリはするでしょう?

あれは患部が固くなることを防いで、血流を促し、日常生活でも使えるようにするためです


同じように手術の後もリハビリが必要です
ここで言うリハビリとは、組織のリハビリのことです


盲腸の手術は簡単だと言われていますが、切って縫ったあとは固くなっています


傷は小さいため、カラダの他が固くなっている組織の代わりをして動いてくれるのでカラダは動かせるのですが、切って縫った組織は固いままです


これをそのままにしておくと
腰痛や膝の痛みや姿勢が悪くなって肩こり、そして頭痛などを作ってしまう大元になるのです


手術が決して良くないとしているのではなく


手術は手術として、そのあとの治療も必要だということです






ミキサーに指を巻き込んで縫った女性
女性(50代)
右手人差し指の皮膚感覚が鈍い
料理用のミキサーに指を入れてしまい巻き込んだ

病院で縫ってもらった
診察では神経は幸いにも切れていなかった

だが

指の第一関節から爪に向かっての感覚がにぶい
触られている感じでは、そこだけが一枚布を被せてその上から触られているような皮膚感覚になっているとのこと

診察
右手人差し指の先を触ると皮膚の色が悪く固く、そして冷たい
神経は切れていないとのことだが、切れたこととそれを縫合したことで、恐らく毛細血管への血流が悪い


肝虚瘀血(おけつ)によるものと診断

施術
曲泉(きょくせん)、陰谷(いんこく)に10分置き鍼

また

右手人差し指の先に接触鍼(せっしょくしん)


施術後
右手人差し指の皮膚感覚の鈍さが改善
一枚布をはってその上から触られているような感覚が薄まり
普通に触れている感じに近くなっているとのこと


特に第一関節近辺は普通に触れている感覚に戻っているとのこと


以降、同様の施術を繰り返し
計10回の施術で人差し指の皮膚感覚が改善
人差し指の血色も戻り
普通に触れている感覚に戻った





接触鍼(せっしょくしん)について

Q接触鍼(せっしょくしん)とは何ですか?


肌に鍼を軽くあてて刺激を与えて効果をだす鍼の技術になります




Q肌に当てるだけ  痛みはないのですか?
痛くありません
無痛です




Q何故効くのですか?
皮膚にある受容器を介して自律神経を刺激します
悪い状態になっていると自律神経の伝達もが悪くなっています
それを接触鍼(せっしょくはり)でととのえます




Q子供にもできますか?
できますよ
大丈夫です

むしろ子供には接触鍼(せっしょくしん)での刺激の方が優しく受け入れやすいです
受けている子供は心地よさを感じます





Q他にはどんな効果がありますか?
幅広く効果がありますよ
刺す鍼では改善が見られない状態が接触鍼(せっしょくしん)なら改善していくことがあります

  • チック症
  • 坐骨神経痛
  • 頚椎ヘルニア
  • 耳鳴り
  • しびれ
  • 膝の痛み
  • 膀胱炎
  • つわり
など この他にも色々とありますが、適応症状は多岐にわたります