目次
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楽になる背中の痛みと楽にならない背中の痛み
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楽にならない背中の痛みの原因は?
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首こり肩こりで背中の痛みが取れる理由
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右の背中が痛む男性の施術
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楽になる背中の痛みと楽にならない背中の痛み
背中や肩甲骨の痛みの訴えは非常に多い訴えの一つです
ひどくなると、寝起きや体の向きを変える時にも痛みが出て、ゆっくり動かないとならなくなります
この状態に対して、マッサージや電気をあてに行っている方は多いでしょう
湿布をしたり、ストレッチをして何とか痛みをとるとしているかもしれません
そうしたことで楽になる背中の痛みもあります
ですが、楽にならない痛みもあるのです
楽にならない背中の痛みの原因は?
痛むつらいところにアプローチしても楽にならないものは、多くが体の他の場所が緊張して起こしている痛みの場合が多いです
その一つに首、肩こりから起こっているものがあります
背中の痛みのを、肩や首の緊張が起こしているのです
正しくは
肩や首の緊張を背中で感じているのです
肩こりは厚生労働省調べでは、日本人の日常生活で感じるカラダのつらさの中では、トップにはいっています
日本人の多くが、肩こりを持っています
男性では腰痛に次いで肩こりが多く
女性では肩こりを感じている方が一番多く感じている症状になっています
(平成22年厚生労働省調べ)
今、背中の痛みを感じていなくても首、肩こりや緊張があるなら
背中の痛み予備軍になるのです
ですの、背中の痛みに対しは首や肩の緊張もとらなくてはなりません
背中の痛みをとるために肩こりの施術が、セットになります
首こり肩こりで背中の痛みが取れる理由
ですが
『首や肩の緊張を緩めて背中の痛みが取れたけども
しばらくしたらまた痛み出してきた』
『また肩や首を緩めに行くが同じように痛みが戻ってきた』
ということもあるでしょう
そんな繰り返す背中の痛みは、星状神経節からの起こる痛みということが考えられます
星状神経節は首の前側にある神経です
交感神経の束になります
交感神経は体を緊張状態にする自律神経です
これ自体は悪いということでなく、リラックスする副交感神経と交互に体を働かせている大切なものです
そして
交感神経は背中に出てきます
ストレスなどで慢性的に交感神経が働いている状態にあり、首肩こりがあると星状神経節にも過剰なストレスがかかります
星状神経節からの反応が背中にでている交感神経を通して痛みとして現れるのです
交感神経が働いたままになると血管が収縮しっぱなしになるので、血流が悪くなり筋肉の新陳代謝ができにくくなります
そうすると筋肉がだんだん固くなってしまって、慢性的な背中の緊張が出来上がってしまいます
そして慢性的は緊張があると脳から痛み物質がでてきてしまいます
いくら背中の緊張を取ろうとしても、首の星状神経節の状態が悪いとまた背中が痛む繰り返しになってしまうのです
この首にある星状神経節への施術ですが、むやみにぐりぐりと揉んではいけません
よけいに背中の痛みを作ってしまうだけでなく、かえって神経を炎症させてしまって痛める可能性があるからです
オステオパシーや鍼灸では、神経をいためることなく刺激することができます
そして交感神経優位のカラダではなく自律神経のバランスが取れた体にもどしていくことで
血管が広がり、血流がよくなり新陳代謝が活発にできるようになると筋肉が柔らかくなっていきます
筋肉がやわらくなり、交感神経の緊張も落ち着くことで痛み物質がなくなり背中の痛みの解消につなげるという方式になります
右の背中が痛む男性の施術
男性(40代)
一週間前から右側の肩甲骨の内側が、ピリッ痛む
在宅での仕事が増えカラダを動かすことも少ない
所見
背中の骨(胸椎)の動きが硬い 特に4,5,6番の胸椎の動きが硬く、右に歪んでいる(変位)
周りの筋肉組織も緊張を起こしていて固くなっている
大きく深呼吸をしてもらうと、右の肋骨の動きが呼吸についていけていなくて動きが硬い
呼吸障害が起こっている
施術
オステオパシー
4、5、6番の胸椎が右に歪んでいる状態をとる
↓
胸椎の動きの硬さが緩和した
右の肋骨の呼吸障害をとる
↓
深呼吸をしたときに肋骨が左右両方とも大きく動くようになり、深い呼吸ができるようになった
鍼灸
うつ伏せ
肩、背中、腰に置鍼
仰向け
【肝】を中心に置鍼
加えて 『星状神経節』にも置鍼
施術後
背中の痛みなくなり、緊張も軽くなった
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