以前から出たり引いたりしていた「左手のしびれ」が最近強く感じるようになってきた
最近、仕事でパソコンに向かう時間が以前より多くなっている
レントゲンなどの診断では「頚椎ヘルニア」の診断が出ているが、きつい状態ではないので様子を見ながらと言われている
特に左手の親指、人差し指、中指にしびれが出やすい
肩こりを感じてくるとしびれが出やすく感じるとのこと
所見
来院時はしびれを感じてはいなかった
胸郭出口や手根管症候群や橈骨神経麻痺のテストは陰性
唯一、顔を上に向けて首が反る姿勢をとると、左側の首の付け根と肩に重く詰まるような違和感を感じる様子
顔を上に向けると少し左手指にもしびれを感じる
左手親指、人差し指、中指は神経支配領域(デルマトーム)において
首の6番目と7番目の神経が関わっています
テストやレントゲンからの所見も合わせると6番目7番目の頚椎に何らかの状態異常があると考えられます
目視と触診では、頚椎の5番目、6番目、7番目が左側に回旋している状態、腰が左に歪んでいる状態
施術
腰の歪がむと首も歪む
施術の順番として、最初から訴える場所から始めるケースもありますが、手のしびれであっても腰の施術から始めるケースもあります
今回の場合は腰の歪みをとることから始めました
腰の5番目、6番目、7番目が左側に歪んでいる状態を真っ直ぐに戻したところで、顔を上に向けるテストで状態をチェック
左首と左肩の詰まり感がなくなり、手のしびれも動作チェックで出ていない
目視、触診でも頚椎が左側に歪んでいたものが真っ直ぐに戻っている
腰の歪みをとることで頚椎の歪みも改善し、不快な症状を緩和することにつながったと考えられる
術後、しびれ、首肩の不快感も改善し腰の状態もよいとのこと |