目次
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初めに
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問診と所見
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鍼による子供の施術(首、肩、背中の緊張を緩める)
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オステオパシーでの子供の施術(頭への衝撃の施術)
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頭蓋骨調整
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まとめ
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終わりに
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初めに
小さい子供の施術は大人よりも難しいと感じます
自分のカラダの良い状態も悪い状態であろうとも言葉で上手く伝えられません
また、多すぎる施術での刺激は逆効果になることもあり、刺激の強さや量には注意をはらいます
施術後の状態の判定も言葉からではなく、状態の観察と接触診などで客観的な判断力が大切になります
問診と所見
3歳の小児
一週間前は夜泣きイライラはお越していなかったが、急に夜泣きイライラが発生
両親は睡眠不足で消耗しているとのこと
お臍より上の上腹部に緊張が見られる
目を中心に疲れている印象
首~背中に緊張が見られる
鍼による子供の施術
鍼(小児鍼)
肩背部を中心に小児鍼で擦鍼(さっしん)
腕の大腸経
足の胃経
を擦鍼(さっしん)
上腹部の緊張が緩む
オステオパシーでの子供の施術
頭の状態をみていると、頭蓋の左側の動きが硬く
上部から見ると頭の形が三角になっている
頭を打つなど何か衝撃を頭に受けなかったかと両親に伺ったところ
「そう言えば、友達と手を繋いで歩いている時に、繋いでいる相手の子が転び、引っ張られるようにして転んで頭を打ったとのこと」
そして
「思い返せば、転んだ夜から夜泣きやイライラが続いているとのこと」
頭蓋骨調整
オステオパシーの施術の一つである「頭蓋骨調整」で、頭の骨の縫合を緩めて動きを調整
調整後、頭の左側の緊張が緩み、頭の形も三角でなくなる
この状態で様子をみてもらい
一週間後に来院してもらうことにする
一週間後に来院
様子を伺うと
施術した日の夜から寝るようになり
イライラも落ち着いたとのこと
まとめ
3歳の小児
一週間前から夜泣きとイライラが続いている
上腹部、首、肩、背中に緊張が見られる
緊張がみられところと、手の大腸経、足の胃経を小児鍼で擦鍼(さっしん)
擦鍼(さっしん)ご上腹部と首~背中の緊張が緩む
頭の緊張が見られることから伺うと
「転んで頭を打っており、その日の夜から夜泣きとイライラが始まっている」
とのこと
頭蓋骨調整で頭の緊張を緩める
一週間後の来院では、施術した日の夜から夜泣きとイライラが落ち着いたとのこと
終わりに
子供の頭は大人に比べて柔らかで柔軟ですが、強い衝撃を受けると緊張して硬くなってしまいます
頭を打ったことが首こりや肩こりや背中の緊張を生じさせることは珍しくありません
幼い子供は自分のカラダの状態を把握して上手く言葉でつたえることができません
ですので泣いたりイライラしたりして精一杯表現して相手に伝えようとします。
自身の経験上、我が子には客観的な判断が鈍ります
もしやと思うことが状態の悪さの原因になることがあります
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