あき鍼灸院 ブログ

肩こり(女性30代) 胃の痛み不調がある肩こり/京都 あき鍼灸院


目次
  • 肩こり(女性30代)

所見
診断
施術




  • 何故起こる胃の痛みや不調が肩こりになるのか?
  • 横隔神経が肩に影響を与えている人の特徴





肩こり(女性30代)
  • 肩こりがあると胃が痛くなったり、胃がはったりしていた
  • そのたびに胃薬を服用していた
  • マッサージで肩を揉んでもらうと気持ちよく楽になるが一時的ですぐに肩こりがつらくなる
  • 根本的に楽になりたくて来院


診断
肩で呼吸をしていて腹式呼吸ができていない
交感神経優位の体質になっている
胃の過活動が診られ
肝臓の弱りがある


施術
腹式呼吸の時に使う筋肉がうまく働かせていない
腹式呼吸筋を使えるように脳に再教育

深く呼吸ができるようになる

直後 眠気がでてくる



太衝(たいしょう)置き鍼(10分)

肩~背中~腰に置き鍼(10分)

術後
肩軽くなり、呼吸も深くなる

2週間後来院
肩の軽さ続いており
胃の不調も出ていないとのこと

同様の施術で様子をみてもらう








何故起こる胃の痛みや不調が肩こりになるのか?
横隔膜にある横隔神経は肩にも影響を与えています


(横隔膜)

横隔膜の下には胃や肝臓が位置しているので、肝臓の不調や胃の痛みや不調が横隔膜を緊張させて、その緊張が横隔膜神経をとおして肩に影響を与えることがあります


(胃 左側にあります)


(肝臓 右側にあります)

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横隔神経が肩に影響を与えている人の特徴
  • 呼吸が浅くて肩で息している
  • 背中が固く疲れを感じたり痛くなったりしやすい
  • 眠りが浅く少しの刺激で目が覚めやすい
  • 胃の痛みなど慢性的なお腹の不調をかかえている

などがあります


このような肩こりの場合、当然マッサージだけでは楽になりません

内臓の不調を整えて、なおかつ関連して緊張してしまっている筋肉組織にもアプローチするひつようがあります


今回の女性の肩こりは胃の不調が影響していたものでしたので
正しい横隔膜の動きを脳に思い返してもらうことからはじめました

横隔膜の緩みとともに胃や肝臓の動きが整えられる働きもあります

横隔膜の緊張が慢性化していると『脳が忘れている』 ことがあります

横隔膜の動かしか方を脳に思い出してもらうことが単に肩のマッサージをするよりも深くカラダにアプローチでき楽になっている時間も格段に変わってくる違いをうむことができるようになります


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