全身にあります
筋膜組織はあらゆる細胞、筋繊維、器官の周りにります。
骨格にももちろん付着しています。
また神経やリンパ管の通路なども形成していて全身にあります。
筋膜の緊張は、カーテンの端っこ握ると遠いところにもシワができるように、別の場所にも緊張を生んでしまうことがあります。
ですので、この筋膜組織がねじたり、なにかで障害を受けたりするとその場所の緊張が伝わって、
他の場所にも影響を出してしまうことがあるのです。
一つのねじれが他に大きく影響していきます
筋膜がねじれると運動の制限や非対称性が生まれてきます。
障害を受けると姿勢への影響はもちろん血液やリンパ管、神経インパルスの流れが妨げられます
それらの影響で→循環器系、神経系、呼吸器系、胃腸系、内分泌系などにも影響が出てきます
これらの緊張は、その時間が長ければ長いほど、また慢性的であればあるほど影響は大きく、正常であった場所も
緊張によって痛みなどのつらい状態へと変化してしまうのです。
例えば膝を痛めたとして、その緊張が太ももの筋膜を介して腹部に伝わり、腹部が緊張していることで、腰の痛みが出てくるということも考えられます
この治療の場合には訴えが腰痛であっても、膝も診断と治療が重要です。
オステオパシー治療と鍼灸治療ではこうした筋膜にもアプローチしていくのに最適であると考えています。