あき鍼灸院 ブログ

顔面神経麻痺 男性40代【ステロイドが効かなかった顔面神経麻痺】/京都 あき鍼灸院


目次
 
  • 顔面神経麻痺(男性40代)
所見
診断
施術

 
  • 顔面神経麻痺とは
  • 顔面神経麻痺の原因
  • 西洋学治療
  • あき鍼灸院の顔面神経麻痺へのアプローチ


顔面神経麻痺(男性40代)
顔の右側が顔面神経麻痺
病院でステロイド投与を受けるが1ヶ月しても好転しないので来院


口から食べものや飲み物がこぼれやすい
「あ、い、う、え、お」が話しづらく、特に「い、う」が言いにくい
口内 右頬の内側の感覚が鈍くて舌で触れても腫れているような感じがするとのこと


診断
右首の呼吸に使う筋肉が働いていない
頭の側頭骨(右)と蝶形骨に歪みがあり、呼吸する時も左側に比べて動いていない

施術 
オステオパシー
右首の呼吸筋の働きを取り戻していくとともに
側頭骨と蝶形骨の動きを正していく

鍼灸
肝虚で施術
星状神経節、肩、背中、腰に置き鍼(15分)


4回目の来院時は口の中の麻痺消失
ステロイド治療を継続していが、精神的に辛くなり「手術」の話しも出てきたので、当院の施術一本に切り替えるとのこと


10回目の施術時「い、う」の動きがマシになってきている
「あ、い、え、お」の動きも言いやすくなっている


同様の施術を継続していき
22回目の来院時には麻痺は問題なくなり生活にも影響していないということで、今回で顔面神経麻痺の施術を卒業になった












顔面神経麻痺とは
顔の左右どちらかの神経が麻痺していき
麻痺側の
  • うまく顔を動かせなくなったり
  • ひたいを上げられない
  • まぶたが下がる
  • 口角がさがる
  • 口をすぼめる動作などが難しくなる
  • 飲食がこぼれて上手に食べられない
  • 舌や口のなかの感覚が麻痺する
  • 耳鳴りや耳の痛みがでる

などなどの症状がでてきます






顔面神経麻痺の原因
ヘルペスウイルスが神経に炎症を起こす
「ラムゼイハント症候群」

突発性の「ベル麻痺」

脳血管麻痺や脳腫瘍による「中枢性麻痺」 があります


ラムゼイハントは
耳の中や周囲に痛みがでる前駆症状がありますが


ベル麻痺は
「朝起きてら顔半分が下がっていた」など原因不明の場合があり突発性です





西洋学治療
主に薬物投与が基本になります

ステロイドの大量投与やビタミン剤が処方され
顔のマッサージとリハビリが中心となります


それでも改善しない場合は手術することもあります






あき鍼灸院の顔面神経麻痺へのアプローチ

鍼灸と頭蓋骨調整が基本となります

鍼灸では東洋医学的なツボと技法に加えて
顔面神経

首にある星状神経節(せいじょうしんけいせつ)
にアプローチしていきます